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光のアトリエ アグネータ・フロックの世界 [お気に入り]

 録りためたテレビ番組のなかから、
NHK BSで放送された、『アグネータと魔法の切り絵』を見ました。

IMG_9697.JPG

写真の本は、昨年書店でユニコーンの表紙に惹かれて購入していたもの。
白い紙を 小さなはさみで切り抜いて絵の具で彩色した、
ファンタジーにあふれた世界です。

 作者のアグネータさんはスウェーデンに住む切り絵作家であり
テキスタイルデザイナーでもあるひと。

 美しい自然と光のなかでの生活と、
そのなかで制作される作品が紹介されていました。

森を抜けて湖にピクニックに行くアグネータさんとご主人のパールさん。
ブルーベリーやキイチゴ、野の花を摘んだり、
庭での「フィーカ」・・戸外にテーブルを出して素敵なテーブルクロスをかけ、
           花を飾り、お茶を飲む。
ゆったりと丁寧に流れる時間・・光のふりそそぐアトリエでの創作の時間・・
理想の生活が、ここにありました。

紙を切り、時間をかけて色をつける。
糸を紡ぎ、自然の植物で染め、織る。
伝統の行事を大切にし、家族とともに楽しむ。
摘んだ花や葉で冠を編んだり、花の柱を飾り付ける夏至の行事は
以前からの私のあこがれのお祭りでしたし、
アグネータさんが子供の頃読んでもらったという絵本は
私の本棚にもあり、懐かしく思いました。
エルサ・ベスコフやシシリー・メアリー・バーカーです。

アグネータさんの人生は、決して平坦なものではなかった。
作り続けた作品のなかで、
「空を飛び、蝶に姿を変えて苦しい日々をひらりと飛んだ」のです。
ファンタジーは現実にたち向かう女性たちの特効薬、という言葉が、
心に染みてきました。

見終わると1時間半もの番組でしたが、
期待以上の内容でとても満足。 永久保存版になりそうです。 


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