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文庫化で出会った本 [読む]

本屋さんで本を選ぶ基準としては 装丁、って大きいですね。
気付かなかったのは置いてある場所も大事だったということ。
児童書のなかにあったら出会わなかったかもしれないけれど
文庫化されたことで手に取った本たち。 

IMG_7041.JPG

題名から漂ってくる妖しい雰囲気・・なんてものにもかなり反応。
もののけ好きとして これはあまりにストレートだろう!と思ったものの
結局購入したのがこれ。

「妖怪アパートの幽雅な日常」香月日輪 講談社文庫

天涯孤独の少年が入居したアパートは、妖怪と変わった人間ばかりが
住んでいて、彼はそこでとある修行をしつつ成長して行く・・のですが、
いろんな悩ましさも乗り越えて、めまぐるしく楽しく面白いのです。
こんなアパートに住みたい。
何よりまかないの るり子さんのお料理を食べたい!と思わずにはいられません。
るり子さん・・手だけなんですよ。 なのに、可愛らしくて・・大好き。
文庫化されているのは現在5巻まで。
同作者の「僕とおじいちゃんと魔法の塔」もなかなか面白いです。
あっという間に読めてしまうのが残念だけど・・通常版を横目で見つつ
続編の文庫化を待っています。


今どきは「コンビニ」も題名になるのか、とちょっと驚いたのが
「コンビニたそがれ堂」 村山早紀 ピュアフル文庫
以前から好きな 装画の早川司寿乃さんの絵にも惹かれて購入。

大事な探し物がある人だけが辿り着けるコンビニ たそがれ堂。
そこにいる店長は実は・・?
児童文学として書かれた物語ですが、昨今の児童書は昔と違って
いじめ、ひきこもりや 死 などがずっとストレートに描かれているんですね。
優しい文体だけれど、この本の中の「人魚姫」なんかは ちょっと怖かったくらい。
2巻出ていますが、思わず泣けたりするので電車で読むのは注意が必要かも・・
同じ作者の「カフェかもめ亭」も 同じ街を舞台にした素敵な物語です。



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