夏の花

お盆というのにここ数年なかなか田舎に帰ることもできず、

今年は今日だけ休んで前に５日間、明日から３日間の連続出勤。

キツいです。この暑さ。

今日は終戦記念日。

このころになるといつも思い出すある光景があります。

まだとても小さい頃、お墓参りの際　訪れた父方の親戚の家の座敷で

向かい合ったのはその家のおばあさん。

昔の家にはよく、亡くなったかたの写真を額に入れて飾ってあったものでしたが、

その数が多いのに驚きながら見上げていると　聞こえてきたのは

そのおばあさんがぽつんと座布団に座って手をひざの上に置いたまま言った

「もうだれもおらんようになってしもたけん・・」というようなことばでした。

戦争で。　それから、生き残った者も。

そのときの座敷の静かな寂しさと

開け放した戸の向こうに広がっていたピンク色の明るさが眩しくて　心に残っています。

庭に出て、いっぱいに咲いた、初めてみた華やかな花「風蝶草」を見ながら

この花欲しいね、と言ったら　母がこの花はほこるからだめ、と言いました。

増えすぎる、という意味ですが

なぜか、

その時の残念な気持ちと、おばあさんの寂しそうな様子が混ざりあって

私のなかで　夏と戦争と悲しさを呼び起こす花になってしまいました。

あまり小さな時の記憶のない私の、ちょっとちくりとする思い出です。

母は小さい頃に戦争を経験した世代でしたが、

もう話も聞けなくなってしまいました。　

今、子供たちに聞かせたかったなぁ。

写真の花は、近所の取り壊された家の跡地にたくさん咲いていたもの。

クレオメ、ともいいますね。　

７、８月の花の記録も少し。

夏の元気な花といえば　ひまわり！大きいです。

優しげな色が好きなムクゲ

そうそう、今年も小鳥のためのヤマゴボウ食堂、絶賛成長中ですよ！

おとなりさんの目撃情報によると、

ちょっと色付いたと思ってみていたら、はじから食べて行っているそう。

フライングゲット、ですね。　あ、ふたつの意味で・・？

とげとげまるまる

朝、ちょっと時間が早かったのでちょっと遠回りをして歩いていると

あらま　ずいぶんと栗が大きくなってる！

このくらいのトゲトゲならまだ痛くはないのかな？

これは６月２３日に撮ったもの

これで小さめのキラキラボールくらいです（猫飼い限定ものさし？）

よく見ると、他の木にも可愛い実がたくさんついています。

これはクヌギだったんだ〜　枝をアリくんが歩いていますよ。

（写真ぼけぼけですね、周りに人がいたので慌ててます）

こちらはエゴノキの実　鈴生りです。

とげとげといえば、

今回の絵の中にも　とげとげまるまるなコがいるんですよ。

水中ライブのお客さん

よーく見ると、このコのとげは一部とても柔らかいかと思われます・・

こちら今日のタンタン。

お兄ちゃんが床に放りだしたバッグの一部と化してました。

＊明日２１日日曜と、２７、２８、２９日はお店に行く予定です。

　もしご予定に入れてくださるかたがいらっしゃいましたら

　大体の時間を教えていただければ居るようにしますので、

　ぜひご一報くださいますようお願いいたします。

薔薇と露草

関東も梅雨入りしたようで

天気予報もしばらく雨や曇りが並んでいますね。

洗濯物が乾かないのは困りもの

でも、暑いのよりはいいかなぁ

雨の中でも綺麗なうつむき加減の薔薇

坂道を登る人たちを癒してくれます。

この時期たくさん咲いてくれる我が家の白と紫の露草

あぁもう、５月も終わりなんですねぇ・・

見上げる白い花

この季節、見逃せないのが木に咲く白い花たち

エゴノキ

横から見るとこんなに可愛い。

ウツギ

それから少し前に咲いたハクウンボク

つぼみがふくらんでから咲くまでにずいぶんかかるのですが、

咲いたらあっという間に散ってしまいます。

みんな似ているんだけれど、やっぱりそれぞれ魅力的。

初夏の大好きな花たちです。

ヤマゴボウ食堂

いつもにぎやかな鳥たちを、窓から見るのが２にゃんの日課。

その目線の先には　今年も大きく育ったヤマゴボウ。

久しぶりに伸びた枝を少し切ろうと出てみたら・・んん？

なんだかヘン。

・・そうなんです。

紫に熟した実がほとんどない！！

実のとれたあとのガク？部分も花型で可愛いのですけどね。

おとなりさんの話によると、今年、食べ物が少ないのか

たくさん鳥が来て、実を食べているらしいのです。

そういえば、玄関先の南天もほとんど実がなくなっています。

先日　フェンスにとまっていた鳥はすごく痩せていて可哀想だった、とのこと。

鳥が痩せて見えるって相当なことでしょう？　　

内側の枝まで　実がほとんどなくなるなんて今年がはじめて。　　

それほど餌場がなくなってきているんでしょうか？

残りの青い実も、たくさん紅くなってくれるといいのですが・・。

薔薇と朝顔

　５、６月はバラが楽しみな季節でもあります。

今年出会った綺麗なバラたち。

気配に振り向くと猫さんが。　きみもお花見？

そして、咲く花で季節を感じる・・なんて書いたばかりの今日、

ちょっと草むしりをさぼった我が家の石垣下に咲いたこの花・・。

なんと朝顔です！

しかもいつもよりちょっと寒かった今朝・・ずいぶん慌て者ですね。

それとも、咲いてしまえばここんちのひとには抜かれない、と思って

頑張ったのかな？　　さぁて、どうしよう。

花の時計

　もう６月。　

お散歩道の野原にも、いつも綺麗に整えられたお庭にも、

次々に色鮮やかな花々が咲き揃っていきます。

５月はひなげしから。　5/5　

すずらん   5/11

ハルジオン  5/17

ブタナとムラサキツメクサ　5/17

それから　アザミ  5/21

　

いつのまにか線路脇にいっせいに咲いていたオオキンケイギク  5/27

いつも同じところに順番に咲いて季節の移り変わりを知らせてくれる・・

あたりまえのことなんだろうけれど　すごいなぁ、と思ってしまいます。

そろそろ紫陽花も咲き始めました。

雨の匂いと眩しい陽射し・・いよいよ夏が近付いているんですね。

刈られてしまった・・その２

コンビニ横の草むらに、今にも咲きそうな百合を発見。

明日撮ろう、と思って忘れた翌々日、

すっかりキレイに刈られてしまっていました。

うー。どうなったんだろう、あの百合・・と思っていたら

何か頭の隅をよぎるものが・・

あ！　野ブドウ！　それとじゅず玉！　忘れてた〜！！

最近暗くなるのが早くなって、寄り道も遠回りもしなくなっていました。

思い出したら気になって　見に行ってみると、

やっぱりもう遅かった・・。　野ブドウは見当たらず、

線路脇のじゅず玉は　まわりの草と一緒に刈り取られ、

どこにあったかもよくわからなくなっていました。

・・昔々、小学校でお手玉が流行ったことがあって

私も母に頼んでつくってもらったのですが、

そのときみんなのお手玉が小豆入りのものが多かったなか、

私のはじゅず玉入りだったんです。

音や手触りが好きで、気に入ってたんですよね。

1個でもいいから、つくれないかと狙ってたんだけどな〜

最近なかなかみませんものね、じゅず玉。

（じゅず玉っていう名前でいいのかな？？？）

在りし日のじゅず玉。

セイタカアワダチソウにしがみつくコガネムシくん。

この花もその繁殖力の強さでずいぶん悪く言われましたよね。

最近では花粉症のアレルゲンのブタクサと間違われたり。

よくみるとけっこうかわいいんだけどな。

そういえば、ススキの穂も耳に入ったら聞こえなくなるよ、

なんていわれてました。

昔歩いた河原の道や、背の高い草に埋もれて遊んだ野原・・

なんとなく、子供時代を思い出してしまった一日でした。

ルコウソウの旅立ち

　今年我が家のフェンスを占領しきったルコウソウ。

思わぬ勢いで増え、赤白ピンクの可愛い花をたくさん咲かせてくれました。

１１月になり、種がこぼれ落ちるようになってきたので今日は種取り。

茶色く枯れた蔓を外しながら、もくもくと種取りをしていると、

通りすがりの方に声をかけられ・・

「たくさん咲きましたね」「可愛い花でしたね」と言ってくださるので　

種、お持ちになりませんか？と　言ってみましたら

おふたりの方が喜んで持って行ってくださいました。

先週差し上げた方も含めて３人。

来年はご近所にたくさんルコウソウが咲く、と思うと楽しいですね。

意外と気に入ってくださってた方がいらしたのなら、

種、小袋に分けて、外に置いてみようかなぁ・・？

今年の我が家の夏は、ほとんどがこぼれ種から芽生えた花ばかりでした。

種ってすごい。

草花火

千日紅

トレニア

フウセンカズラ？

あれからかなりがんばって、今　緑の風船を３０くらいつけていますよ！

来年はもう少し早く植えて、大きく育てるつもりです！！

リコリスと夕焼けの実

　今年はたった１本だけだったなぁ、と　

残念に思っていた我が家の石段下のリコリス。

台風の翌日からにょきにょき芽を出して再び咲いてくれました。

左側に見える「玉すだれ」も、一度終わったかと思っていたらば

２度目の開花の波が。

帰り着いて、この白い花が見えるとほっとします。

これは昨日の夕日。

綺麗に色付いたカラスウリがおんなじ夕焼け色でした。